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2020/05/05

★近い未来の家づくり(4) withコロナ時代の家の造り方

前回の続きからで、

 

 

まずは・・・
②off line(アクティブ):メンタル的欲求=web上のコミュニティーです!
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②web上のコミュニティー
これはweb上にある情報をgetすることで、今抱えている色々な問題を解決すること、そしてその情報源は一方通行ではなくって双方向に行き来できるコミュニティーの中にたくさんあり、そこでの生活を楽しみながら緩やかに現実世界と結び付けることです。
web上のコミュニティーでの生活を楽しむことができれば、いろいろな情報が自然と手に入り、危険予測ができて精神的な安定につながる。
これがメンタル的欲求の解決であり、そのための行為としてweb上のコミュニティーを活性化させる、ということです。

 

 

それをストレスなく寄り添うことができる家が必要というコトです。
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小さなストレスを解消することが家に必要です。
これが重要!(余計な不安要素を排除する)

 

 

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例えばコロナ等のウイルスであれば、
家にはいろいろなところで接触感染の可能性があるわけで、
家に帰ってきてドアノブにさわり、鞄を置き、テレビのリモコンやエアコンを付けたりして何か情報を得ようとする。
ウイルス感染などに関して小さなストレスを解決しようと考えていくと(日常の風邪なども含めて)キレイなゾーンと汚れたゾーンを区画するというコトです。
玄関に手洗いをつくることや洗面所にいける動線を近くするなどです。
これはすぐに思いつきますよね!

 

 


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大事なのはこの意味合いをしっかり持っておき、自分自身の生活スタイルだった場合は何かなと考えて共有するというコトですね。
そうすれば洗面の位置を考えたり、逆に玄関の位置を考えたりなど人によってさまざまなので住まい手オリジナルの動線ができるわけです。
そしてただ手を洗うだけではなく、そこには+αで楽しみで住まい手のモチベーションを上げるというコト、これがインテリアで実現できることです。
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例えそれが非常に変わったデザインだったとしても住まい手のオリジナルになっていれば!
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また空気感染を気にする場合は換気設備を充実するということもありますが、空間の広さを再検討することも大切です。小さな空間で空気が滞留するからよくないということですし、個室のon lineスペースから出た時は開放感を求めると思うので(人間が背伸びをすることがまさにそうだと思います)
LDKなどのパブリックゾーンは広がりのある空間がほしいところです。
空気の質を考えれば面積を広げることになるのですが、そこだけにとらわれずに視覚的な広がりでも大切です。
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開口の開け方をちょっと工夫するだけで広がりが変わるし、風の抜けも設計できる。日の光も感じられる。
窓を開けることと換気設備は機能としては逆の立ち位置にあるので必ずしも換気設備のクオリティを上げるんじゃなくって、敷地面積や形状などの制約を考えながら設計が必要です。
大切なのはメンタル的欲求の解決!
小さなストレスをできる限り排除し、愉しいことをストックする。
危険予測をする行為(頭を使う行為)をできるだけ建築でカバーし、ネガティブ要素は住まい手に考えさせない、
そして解放感のある「なんかいいよね」状態を生み出す。
これが設計的解決のひとつかなと思います!
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web上のコミュニティーは双方向でのやり取りなのでお金を払ったり、お金をもらったりします。
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オンラインサロンがまさにそうで、お金を払って所属しそこのコミュニティーで仕事や楽しみを生み、時にはそこからお金をもらう。
今家を建てようとしている方もそうですが、子供たちの未来の働き方はここのフィルターを通ると思うので教育の観点からも大事になってくるかと思います。その反面子供たちが個室にこもりがちになり、知らないうちにトラブルに巻き込まれることも簡単に想像できるので、
個室の意味合いを考えなおすのも一つだと思います。
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極端かもしれないですが個室をつくらない家という考え方もあるでしょう。

 

 


各部屋は寝るだけのブース、学習できるon lineスペース、あとは共有スペースで構成するなどでも全然アリだと思います。
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この考えはみなさん部屋をつくるのをやめましょうというコトじゃなくって、頭を柔らかくしてアプローチしましょうというコトです。
なぜかというと・・・
3,000万の家を建てたい人は3300万の要望をいうからです。
これはほぼ全員そうです。なぜかって理想があるから!
普通のことです。
なのでこういう時は
「普通に考えたら3300万かかるんだけど、こういうアイデアなら3000万でできます」とアイデアを提案します。
このアイデアを出すには固定観念を外して考えることが切り口になるためです。
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「○○LDKのような固定観念を外す」ということです!
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共有部分が増えた時に問題になるのがプライバシーです。
それは家族間でもありますし、外部からの視線も考えなければいけません。
家族間では「距離感」をしっかり考えながら設計がいりますし、外部からの視線は間取りで視線を排除し、壁を建てたりなどです。
その時にしっかり光が入るように計画することが大事ですね!

 

 


プライバシーが守られた空間では好きなことが気ままにできる

 


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コロナの影響で時代のスピードが急にリニアのように早くなっているので、頭を休める時間がないとパンクしちゃいます。
そのためには③フィジカル的欲求の解決が大事です。

 

③フィジカル的欲求=現実世界での楽しみ


趣味の時間を楽しむ
人と直接会っておしゃべりする
エンタメで笑う
ぼーっとする
要は心身ともにリフレッシュすることです。
これの「受け皿」が家です。
帰る場所の機能として
「自分を癒してくれる、守ってくれる」ということです。
周りの目を気にせず家ではゆっくり時間が流れている状態に建築でもっていくということです。

(時間軸の設計ですね)
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道路からの高低差を利用して外部からの視線を遮る

 

 

 

 


構造躯体で庭をプライベート空間にする(北庭で安定した光を取り入れる)
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on lineスペースに身を投じてweb上など頭の中で世界を駆け回るとなると、
ハイスピードで回るこの時代に少々休める場所がほしくなるので
フィジカル的欲求の解決はやはり家かなと思います。
この包容力のある家を実現するには
「やりたいことをやれる」そして「やりたいこと」を探し続けれるということです。
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「いつでも」
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そのための建築的アプローチは
自分で稼いでやりたいことを実現できる場所を確保し、
web上での情報やコミュニティを楽しみながらメンタル的欲求を解決し、
疲れた時は家でみんなで楽しみながらゆっくりくつろぐ。
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この「3つのチャンネル」の解決によって豊かな暮らしを実現できるというコトです。
これからはより顕著に家の「質」が問われます。
それは家に求めることが多くなるからです。
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家には床、壁、家具、設備、家電、スイッチなどなど目に見える情報量が山ほどあるので、家の質はスペック向上だけでは解決できないことが多いです。
なぜかって人間は性能だけの判断で生きていないからです。
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ただ、たとえば大きな空間をつくった時の寒さ対策で断熱性を高めるとか、大開口をつくった時のガラスからの冷えを防ぐスペックなどは必要です。
このスペック向上は②のメンタル的欲求の解決だからです。
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「家広いけど寒いかな」というのはメンタル的にストレスが発生しているのでそこの解決はしなければいけません。また地震などの対策も同じですね。
そこは担保しながら知恵を生み出して豊かな暮らしを実現する
そのためには知恵を絞りだす相手が重要です。
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どこに依頼するかではなく、だれに依頼するかです。
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これからはwebミーティング等で時間の使い方が大切になります。
短時間で濃厚な話ができることが良いという考えがより増えるでしょう。
家づくりにおいてもそれは大切ですが、
時間がかかっても、スイッチひとつ、ハンドルひとつ、しっかり考えてこだわることで自分達らしい「ちょっとくすっと笑う」オリジナルな愛着アイテムができると思います。

 


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これからの家づくりは「3つのチャンネル」を頭に入れておくと
これから年を重ねるなかで困難なことがあっても
家にかえれば「平穏」がまっているので
豊かな暮らしが実現できます。
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全4話のコンセプトメイクをご覧いただき
ありがとうございました。

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