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one by one

敷地の南北の距離が26mあり、北と南で約2.8m高低差を緩やかに傾斜でつなぐ計画地に対しての新築計画。建築・インテリア系の仕事をされており、ファッション、インテリアが好きなクライアントから美意識が高く、他にはないインテリアの家がほしい、家族が仲良く過ごせる空間がほしいという要望をいただいた。まず、敷地形状として擁壁を造り高低差を解消するのではなく、構造基礎で段差を解消して建物1階をスキップフロアにすることでリズミカルな空間を計画した。構造基礎で高低差を解消する方が擁壁を造り、フラットな地盤面で基礎を計画するよりコストパフォーマンスが高いことも採用理由のひとつである。

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東西の間口の寸法上、LDKは南北方向に長く計画する必要があり、北側に配置されるダイニングキッチンの明るさを確保するために、南側のリビングを吹抜けにして上部から光を取り入れる計画とした。縦方向の空間が間延びしないように吹抜け部の天井を少し下げている。

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キッチンを通ってリビングに行く動線のため、キッチン収納をリビング収納と兼ねて計画し、キッチンの背面タイルを六角形で特徴のあるタイルとした。

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扉の引手部を斜めにして木の割れを表現したデザイン。引手部にモールディングを付けてモスグリーンで塗装し、インテリアディテールとして表現した。

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北側に配置した階段は動線としての役割だけではなく「居場所」を形成するために階段途中の踊り場に3畳ほどのスペースを設け、さらに2階レベルにもソファを置き、くつろげる場所を構成した。仲の良い家族がこれからも一緒にいられる空間は離れることができる空間があるからこそ近くに寄りたくなる、近くに寄りたいからこそ離れる時もある。言葉だけではなく気配でコミュニケーションを取れるように「距離感」を意識して設計した。踊り場から2階に上がる階段は壁からのはねだし階段としてシンプルに納めた。踏板先端が垂れないように下部のスチール補強についてはたわみの計算をして安全性に配慮した。階段裏には高さ1400㎜以下の納戸を配置している。

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建築廃材を使い照明を製作した。

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インテリアディテールにこだわりながら敷地形状を読み解き、南北にスキップする住まい。

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距離を確保することで距離を縮める、「距離感」を大切にする。

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自分のテリトリーを確保する

「一人ずつ」=「 one by one 」

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