min-pack 【株式会社クラウン・パッケージ大阪営業所】
パッケージ・段ボールなどの製造業を全国展開で営む企業の大阪営業所のリノベーション計画。7階建て自社ビルの1階廊下、2階、3階をレンタルスペースと社内ミーティングスペースにしたいという要望をいただいた。また、パッケージや段ボールを連想させる空間で、訪問者が驚くような空間を求められていた。ミーティングルームでは社員同士、社員と取引先、新規商談が行われるということで、そこで打ち合わせする人たちから生まれるアイデアをパッケージ化するように包み込む空間をつくり、パッケージ商品を段ボールで配送するように、生まれたアイデアを配送できるような空間を造ることがこの企業のブランディングになると考えた。
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【min-pack】
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4人掛け打ち合わせブースを手動で動かせるようにすることで、空間をサスティナブルに使える。大人数での集まりなら端に寄せ、普段はバラバラに配置できるなど、「人」が「場所」に移動するのではなく、「場所」が「人」に移動するといった固定観念を外したデザインである。
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【移動ブース】
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打ち合わせブース、建具枠、照明枠を針葉樹の小口でデザインすることにより、段ボールのフルート(小口部)とリンク付けしている。
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テーブルや架台はパレットで制作することで配送をイメージさせている。また段ボールを利用したフラワーポットや照明で段ボール加工の技術力を表現している。
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【会議室1】
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【会議室2】
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移動ブースという「場所」をプロダクトで表現することで、空間にアクセントをもたらしている。
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企業ブランディングを空間で表現したリノベーション計画。パッケージと段ボールを視覚的にデザインしたこの空間は社内、社外共に使える「みんなのパック」として位置付けられている。
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【 min-pack 】