sukima
オフィスリノベーション計画。
「人の感情に訴求するような空間」をコンセプトに置き、扉や窓という固定観念を外して、
「隙間」からの光や動線を計画した。
内部、外部共に同じ仕上げの外壁を斜めに重なり合わせることで隙間を生み出し、
そこから光を取り入れながらエントランスドアを付けずに隙間から入る動線を計画している。
この隙間という奥が薄暗い動線は、
入りたいけど気軽に入れないという人の心理を突くデザインとして機能しており、
防犯面とプライバシー面の確保を実現している。
資材ロスを最小限に抑え、
またコストを抑えるため間仕切りを少なくして色の重なり合いにより内部空間を印象付けた。
アンティーク雑貨やドライフラワーの展示が必要だったため、
半屋外空間であるエントランスに設けて、
隙間を通り抜けた訪問者に対して明るくにぎやかな雰囲気を演出している。
大空間だけではなく小空間でも丁寧な設計、インテリアを実現させるために
「隙間」にフォーカスを当て
壁と光とカラーでどこまで空間力を高めることができるか実験したcdwオフィス