2025/06/26
米粉パン店のPV撮影をしたらお米について理解が深まった
先日、クライアントであるEWALUさんのECサイトに掲載するPV撮影と動画編集をC.D.WORKERSで担当させていただきました。 今回は米粉パンの製造工程に加え、その原料となる米についてもインタビューしてきました。 近年、米不足や価格高騰といったニュースが報じられる中、日本人の主食でもある『お米』について、改めて深く考えるきっかけとなりました。
今回のnoteでは、その貴重な学びを共有したいと思います!
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スタッフ:先日、クライアントのEWALUさんのECサイトに載せるPVを撮影しましたよね。反応とか評判はどうでしたか?
ボス:反応よかったよ。米粉パンをつくっている姿とかをきれいに残せたので、すごく喜んでくれてたよ。実際、完成動画を見てみてどうだった?
スタッフ:かっこよかった・・かっこいいし、パンを作る工程とかもところどころで入ってくるじゃないですか。それも面白かったです。
ボス:確かにね。米粉パンってどうやって作るのかってわからないもんね。
スタッフ:撮影していて一番びっくりしたのは、”茹でる”っていう工程があったこと。
ボス:確かに、あれは新鮮だよね。あと、米粉パンのできたてを食べさせてもらったけど、出来たて美味しかったよね。
スタッフ:米粉パンの出来たてはもちもちで美味しかったですね。
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スタッフ:そういえば、最近お米が高いですよね・・備蓄米を放出のニュースとかもやっていたりして米の高騰が問題になってますよね。どうしてここまで高騰してしまったんでしょうか。
ボス:米が高い理由はいろいろあると思うんだけど。僕が思うに、生産をする量が少ないから。それは気候の問題であまり米が収穫できなかったとかも あるし、減反政策をしていたことも理由の一つとしてあると思う。
農家は政府からコロナ前ぐらいまでは米を作る量というのを決められていたはずなんだよ。 米の量を調整してたんだけど、結果足りなくなっちゃったというふうに言ってるメディアもあるよね。米が足りないというところと、米の需要が 高まったというところ。インバウンドもあって、人がいっぱい日本にくることでお米の消費が多くなるというのはよくメディアで言われていることだよね。 なので、需要が高まって供給が追いつかないと、 価格が上がってしまうってことだね。
スタッフ:値段とかは誰が決めてるんですかね?
ボス:JAだと思う。米農家さんって原価を決められないはずだよ。米の価格が上がって米農家さんがすごく景気がいいかと言われると、お米の値段ってJAからバシっと決められちゃうはずだから、その価格で売るっていう感じなんだよね。そうなると米農家がたくさん儲けるということはできないはず。
お米を減反政策で制限していた中で、最近は国からお米をどんどん作ってと言われている・・米が足りないから。でもいざ、米作るぞって米農家さんがなったとしても「今年米を作ります。」「いっぱい作ります。」と言っても、種がないよね。そもそも米の種は、お米を収穫する時に来年の種用でとっておくらしいんだよね。今年の種は、去年のとっておいた米を植えるわけだから、今年はいっきに増やすぞと言っても増えないはずなんだよ。なので今年米増やすと言っても難しいと思う。
スタッフ:そういうことなんですね・・
ボス:米不足もあって、今アメリカの米を輸出させろってトランプさんが、日本に言ってきている。外国産、アメリカ産の米が入るんじゃないのかなっていう流れになっているよね。
スタッフ:でも日本の米しか食べたくないです・・日本の米って美味しいですもんね。
ボス:そうだね。アメリカ人が好きなお米と、日本人が好きなお米ってちょっと違うって言われてるもんね。日本の米はちょっとしっとりして、モチモチするじゃん。アメリカ人って、ちょっとパラパラしたやつが好きみたいな話を聞くじゃんね。お寿司とかは、元々ちょっとパラパラさせるために水の量を減らして炊いたりする。だから、お寿司は受け入れられると思うんだけど・・アメリカのお米が美味しいかどうかっていうのは、実際来て食べてみないと分からないよね。日本人に合うかどうか。
スタッフ:食べますか?
ボス:分からない・・分かんないけど、普通になんていうんだろう、どうやって日本に来るのかを考えた時に、色々な想定ができちゃう。例えばお米を日本に輸入する時って、白米にした状態で精米した状態で来るはず。でないと、種が伸びちゃう、成長しちゃうから。てことは白米にして船とかで日本に来るわけだよね。その間に悪くなったりとか、病気になったりとか、虫がついたりっていうのを防がないとダメじゃん。日本人て綺麗なものが好きだから。って考えると、もしかしたらすごい農薬をつけるかもしれないね。
個人的な意見だから本当かどうか分からないけど、可能性としてはあり得る。
スタッフ:お米が高くなって、 高くなったものが農家さんに還元されるなら払いたいけど、 それがどこかに吸収されたりするのは嫌だって言ってる人が多いじゃないですか。本当にそれはそうだなと思って。日本の農業とか、米農家さんが潤って、若い人がいっぱいやりたいっていう人が出てきてくれると嬉しいですけど。
ボス:みんな、そういう思いなんじゃない?
日本全体で米農業のなり手がいなくて、若手不足というよね。でも、この前聞いたんだよ、お米農家を営んでいる方に「若手不足ですか?」って。そしたら逆に、今若手めっちゃ多いよって言ってた。
スタッフ:え?多いんですか?
ボス:でも愛知県に限ってだと思う。愛知県は今、若者の農家さんで結構賑わってるらしい。その話を聞いて、未来は明るいなと思った。
「でもそれって何でですか?」って質問してみたんだけど、 これは本当かどうかは別として、農業って何かホンワカしてるイメージがあるっていうか、やっぱりそういうのに魅力を感じる。要はいろんなノルマとか縛りとかがなくて・・お金より休日が欲しいとかさ。
スタッフ:平穏な暮らしを望む人は農家は魅力的に感じるんですね。
ボス:そういう面から考えると、もう原価が決まっているのは 、全てが全て悪いわけではないよね。だって、そこに競争が生まれないわけだから。競争が生まれないメリットもあるし、デメリットもある。一概に良いか悪いか分からないけど・・安定的にそういう人たちが増えている現状はすごく良いことだよね。
ただ逆に、儲けたいという方が儲けられないというのは問題だから・・そのためには6次産業だよね。
生産(1次産業)、加工(2次産業)をして、流通(3次産業)まで自社でおこなう。そうすると、初めて自分たちで原価を決められる状態にすることができる。たくさん稼ぎたいという方は、そうすることをするといいなと思う。
お米に限っては原価が決まっている。だから、プラス6次産業を展開していって、自分で金額を決める。この両軸でやっていくと、経営は健全になるのかもしれないよね。
ボス:あとは、やっぱり6次産業を含めて、DX化(デジタルトランスフォーメーション)っていうのが今話題。農地を無人のトラクターが走るとか、ドローンで肥料をまくとか。ただ、工作機械の値段が大体通常のものの1.5倍くらいするらしい。だから、結局機械が高すぎて設備投資がでかすぎるっていう・・1,000万円を超えるみたいだよ。それはきついよね。補助金があるかどうかは、わからないんだけど、やっぱり引き継いでこないと厳しいよね。今から新規で農業をやるって言っても、設備投資が多すぎて厳しい。
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ボス:米がどんどん増えれば、米の供給が需要を越しちゃって、米が余ってくる可能性だってある。その時に今回の米粉パンじゃないけど、米粉っていうのはめちゃくちゃいいかなとは思うよね。
米粉でつくったEWALUさんの商品
ボス:日本の米粉は優秀だからさ、よくグルテンフリーってあるじゃん?あれって 、アメリカとかヨーロッパのグルテンフリーの基準と日本って違うはずなんだよね。
そもそも日本って、多分正確に言うとグルテンフリーじゃなくて、ノングルテンということが多く、日本の方がだいぶ厳しい。要は1グラムあたりグルテンが入っていてもいい量というのがあるんだけど、この基準は日本もあって、日本のグルテン表示っていうのは海外より厳しい。
小麦アレルギーとか、グルテンで反応してしまうセリアック病とかっていうのはあるんだけど、それって日本人ってすごい少ないから、あまり問題にはなってないんだけど、欧米とかアメリカだったら100人に一人ぐらいいると 言われてるぐらいだから・・そんな中で、海外の方がグルテン量の数値が緩いわけだから。
そうなると、日本の米粉を輸出すると大分価値が高いと思うんだよね。
ブランドとしてぜひ日本の米粉うまく輸出できるようになるといいよね。多分、途中の関税とかバイヤーの仲介料とかで、今メリットがないかもしれないけど・・うまいこと国を巻き込んでできると、より日本の農家さんは活性化するよね。実際生産している人たちが、夢を持てる、稼げるってことをやっていけるといいよね。
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