inside
閑静な住宅街での新築計画。
北側道路で三方を住宅で囲まれており、南側をセットバックして光を取り入れることが困難な敷地のため、
上部と中庭からの光の取り入れを計画した。
クライアントからの要望は収納量の確保やメインフロアの広さの充実、猫との暮らしを実現することであった。
まず、南側境界まで建物を広げながら階段を配置して上部から光を取り入れることを考えた。
今回の「階段」は動線としての要素だけではなく、
「納戸」「キャットウォーク」「吹抜」という要素を兼ねることで、
全体ボリュームを抑えながら「収納量」「猫との暮らし」「光の取り入れ」を
「階段」という要素だけで実現させる計画とした。
【南側大階段】
飾り棚とキャットウォークを兼用している
階段下の一部を猫用トイレにしている
階段目地は収納扉と合わせてデザインしている
中庭からリビングに光を取り入れている
エントランスと中庭を繋いで開放感を演出している
【インテリアディテール】
階段の側面をタイルで仕上げている
スイッチを製作している
内側に開いた住宅のため外観は「こもる」をイメージしたデザインとしている
【 concept 】
外側ではなく内側
「室内での暮らし」を重視しながら
柔らかい光を取り込む
「こもる」ことが暮らし
「こもる」場所は開放的
内側に開く
「 inside 」