2024/12/09
石材店で石をみてきました
今回は、洗面台の天場を探しに石材店へ行ったときのお話です。
Stone Galleryには、さまざまな石が展示されており、石の美しさを体感することができました。 数多くの石が並んでいたので、これはインスピレーションがとても大事だなと感じました。
石には、大理石や御影石など種類やそれぞれの特性があるそうで、使用用途などによって選ぶものを変える場合もあるそうです。
1時間という短い時間ではありましたが、石について少しだけ知識が増え、勉強になりました。ありがとうございました。
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スタッフ:石材屋さんに見学に行ったんですけど、石って想像以上にきれいで驚きました。
ボス:あまり、石って今まで使ってこなかったけど 、木(もく)と同じぐらい 表情があって・・すごく素敵だなっていうのは思った。
スタッフ:石の種類によって、水に強いとか 弱いとかの特性もありましたね。
ボス:そうだね。ちなみに今回は、パウダールーム・・洗面台の天場に使う石。使い勝手と柄の特徴を見にいって、提案できるものをキッチン屋さんと一緒に探しにいったって感じだよね。石とセラミックを見にいったんだけど、石の種類も大理石とか御影石とかあったよね。
1.セラミック商品
ボス:工場兼、ショールームみたいな感じだったから、結構広かったよね。で、最初に見たのがセラミックだよね。
ボス:これは新しくできたらしいんだけど。今までセラミックって天板の色合いとかはあったんだけど、シンクとかつくるとさ・・セラミックをカットするから、小口の部分に柄がないとかが一般的だった。でも、今回は小口まで柄があるものが出てたから、セラミックもすごい進化してるなと思ったかな。それから、展示してあったキッチンのカウンターのでっぱり部分がセラミックなのに、R加工してあった。トメやってから、面取りしてる。そうすると、一体的に見えるっていう。すごい一体的できれいな感じだったよね。
ボス:テーパー切ってあったじゃん。見付を細くするという・・セラミックでこういうことができるんだったら、制作のダイニングテーブルとかをつくるときに、天場を探しに行ってもいいかなと思った。
C.D.WORKERSはコーディネートすることも結構多いからさ。セラミック天場を探しに行って、それの加工方法を 指示して、しっかり脚をデザインしてあげる。そういう方法もありかなってのはちょっと思ったかな。ただね、セラミックって重たいから、少し荷重計算が心配かなというのは思ったけどね。
ボス:この倉庫(Stone Gallery)の中で、実際大理石とか御影石とかそういうものを 見にいったんだけど、中は撮影がNGだったんだよね。
でもさ、結構な石の枚数あったよね。見ため的に言うと、断然、大理石の方が素敵だよね。表情も多いし、 デザイン性もかなりあったからさ。
:最初の方に見たものを忘れちゃうぐらい、量がすごかったですよね・・はじめに、担当の方が「今回は(石を使う場所が)洗面だから、御影石から選んだ方がいいですよ」って言ってましたっけ?
ボス:そうそう。御影石の方が、水に強くて硬い。大理石ってシミとかになりやすいから・・酸に弱いし。だから大理石だと、洗面とかキッチンとか ダイニングテーブルもそうなんだけど、そういうところにはあまり適さないっていう。それよりも内装の壁とか、そういうところに適するっていう感じだけど・・あの石を見ちゃうと大理石から選びたくなるよね。
いろいろ種類も多いし、色がきれいだし。そういうシミとかあるのを大前提 分かった上で結局大理石を選ぶ人も結構多いっていってたね。
ボス:石のジェットバーナー仕上げっていうのを見たんだよ。石の表面をバーナーで焼くことで、表面のところをでこぼこさせるみたいな感じ。よくタイルとかで岩肌仕上げとかあるでしょ?粗目とかスリップしにくいようにね。屋外は岩肌とか、粗目とか、こういうジェットバーナー仕上げが使われる。
ボス:あとは、石の切る方法だよね。超高速で回転しながら、ワイヤーのようなもので切るって・・それが最終的なスライスする機械。一番最初に、おおよそのかたちを整えるために、ものすごい大きい丸鋸みたいなやつで切るって言ってたよね。
ボス:僕の中で、昔ながらの石割のイメージがすごく強くて。実は、それが今回見れると思ったんだよ。昔は、矢っていうくさびみたいなのがあって、それをハンマーで石に打ち付けてさ。穴を掘って矢を打ち込むと、パシッって割れるんだよ。鋸とかでは切らなくて、割るっていう感じなんだよね。ものすごいきれいに 断面が見えるっていう。石職人の人たちって石を読むというじゃん?石の割れ目をみる。それって木(もく)と一緒だなと思って。木の特性を活かすのと、石ってまったく一緒だから。それが見れるのか、楽しみだなと思ったら、そんなわけはないよね・・
ボス:石っていったらさ、お城。お城の石垣とかって石割職人が割って、積んでた。こういう頭があるから、伝統工法みたいなもの。ああいうのはやっぱりすごいなと思うんだけど、僕の想像と現代の技術の乖離がすごかったね。
ボス:工場の中に、少しだけセラミックも置いてあったよね。
色合いとかも、普通の天然石や大理石とかとかなり似てるから、あれは見れてよかったよね。実物として対応できるかどうかを判断しやすかったかな。
ボス:セラミックもそうだし、石もそうだけどさ。一枚買いをするっていってたでしょ?
例えばキッチンの天場だったら、キッチンの天場の寸法通りに、その一枚の中でカットしていくじゃん。で、残った部分をどうするかっていうのも人それぞれっていってたよね。
ハナ氏:なかには、「全部残さず使いきりたい」っていう人もいたっていってましたよね。
ボス:割と大きな天場を発注したら、残った部分でキッチンとか洗面の立ち上がり部分に少し張るとか。いろいろ使えるといいよね。
今回はセラミックでいったけど、石も採用したいってなればクライアントさんと一緒に行きたいよね。
天然物で、同じ表情がほぼないからさ。石選びからどういう風に使っていこうかみたいなことを考えていくと、その石自体に愛着が湧くはずだから。
なので、その分きっとすごく大切にしてくれるよね。その建築の材料をみせていく、愛着持ってもらうっていうのは、アプローチ方法としてはすごくいいなと思って・・設計者としては。
もし、ちゃんとした石を選んでいくんだったら、必ず クライアントさんと一緒に 選んでいた方がいいなというのは思ったかな。
ボス:それから、アートとして飾れるよね。インテリアエレメントとして、お花とか、絵画とか、オブジェと合わせて石っていうのは全然ありな話だよね。
ハナ氏:光を石の後ろからあてているブースみたいなところもあったじゃないですか?あれもすごいきれいでしたよね。
ボス:エントランスとかにいいよね。エントランスとか、寝室とかで石が使える人がいるんだったら、あれは めちゃくちゃありだなと思ったな。
スタッフ:玄関に入って、自分が気に入った石がアートとしてあったらいいですよね 。
ボス:ちなみに、僕が見学して気になった石は、「ブラックマリーナチェ」という石かな。 アートとして飾るんだったら、面白いなと思っていて。絵を飾るみたいに飾るんだったらね。ただ、これを建築材料としてキッチン天場とかさ洗面とかに実際使うのは、ちょっと難しい気がする。僕のおすすめは 希少価値のある石 「ブラックマリーナチェ」を壁に飾る。アートのように。 なにか気になる石あった?
スタッフ:んー・・同じ種類の石でも、ここの部分は好きとか、何枚か (展示で)重なってたいら、2枚目の方が素敵だなとか。採るところでぜんぜん印象 変わるから・・ちょっと決めれません・・・
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